スコップコロッケ
俵型、平型などいろんな形があるコロッケ。 朝、とある情報番組で「スコップコロッケ」なるものが紹介されていた。
私の経験では、「スコップ」と「コロッケ」が並列されたことがなかったので、「???」といった感じであった、
よく見てみると、タネは変わらず、パン粉を炒って上からかけたものらしい。
基本的には大雑把なのだが、妙な点が気になるタチで、妻に「炒める」と「炒る」の違いについて質問してしまった。
もちろん、包丁を握る気など毛頭ない。
さて、この「スコップコロッケ」なるものは、スタジオなどでの評判は、軒並み好評であった。個人的には、食欲をそそるものではなかったが。
ただ、ふと考えてみると、意外と核心をついたアイディアだなと思った。つまり、タネを丸めて、卵につけ、パン粉をつけて、揚げるコロッケなる料理に関して、「要はタネがあって、サクサクパン粉があればいいんでしょ」というわけである。
私たちの周りにも、意外と「こうするもの」といった前提が刷り込まれていることは少なくない。そして、「要はこうでしょ」という理由よりも、「今までこうしてきたから」という理由付けが力を持つことも。
私もオリジナルの“スコップコロッケ”を開発してみたいと思った。